期待される効果

  1. 演劇映像学の多角化と新たな研究方法の開発が可能となる。

    歴史・文学研究に偏りがちだった演劇映像学に、実験という視点が導入されることにより、制作・表現の現場と連携した新しい研究方法が確立されることになる。またテキスト研究についても、従来の正統的研究をさらに推進することが可能となる。

  2. この分野における海外連携がさらに進展する。

    演劇研究における海外連携の実績が増大することにより、演劇映像学の世界的ネットワーク構築が可能となり、全世界の演劇映像研究を進展させることになる。

  3. 国内拠点相互の連携体制が刷新され、より大規模な研究基盤が形成される。

    国内においては、大学の壁を越えた研究交流が活発化し、学閥等にこだわらない、新しい発想の若手研究者を輩出させる素地が形成される。

  4. 若手研究者による野心的な研究の輩出を促す。

    最も豊かなアイディアを持っているはずの若手研究者に研究の機会を与えることで、画期的な発見が行われる可能性が生じる。また若手研究者の研究実績蓄積に大きく寄与することが出来る。

  5. 連携対象となった他分野にも波及的な効果を及ぼし、広く人文科学全体の活性化を促進する。

    従来は個別研究に陥りがちで、それを最良の研究形態とするような人文科学のあり方に対して、研究姿勢に関する新たな発想がもたらされ、人文学が真に科学として発展していくための道筋を示すことになる。



拠点概要