早稲田大学演劇博物館 演劇映像学連携研究拠点 主催事業報告集

舞台芸術の記録とアーカイブ

舞台芸術という一回性の表現をいかに記録にのこし、チラシ、ポスター、プログラム、台本など公演をめぐる資料をいかに保存、継承していくか。ことに近年、舞台芸術界にとって喫緊の課題として共有されてきたテーマです。むろん、以前から議論されてはいましたが、2020年から続くコロナ禍によって(デジタルも含めた)アーカイブの重要性がより鮮明にあぶり出される状況に至りました。そうした問題意識のもと、演劇映像学連携研究拠点では主催事業として、舞台芸術資料のアーカイブに関するシンポジウムと座談会を開催しました。本冊子は、この両イベントの記録です。以下よりPDFをダウンロードしてご覧ください。なお、紙媒体でも無料にて(ただし送料のみ申込者負担)配布しておりますので、ご入用の方は拠点事務局までお問い合わせください。

シンポジウム 「劇場・博物館における舞台芸術資料アーカイブの課題と展望」

早稲田大学演劇博物館 演劇映像学連携研究拠点 主催事業報告集「舞台芸術の記録とアーカイブ」

  • 目次

    『舞台芸術の記録とアーカイブ』刊行にあたって 児玉 竜一

    [シンポジウム]劇場・博物館における舞台芸術資料アーカイブの課題と展望
    開会挨拶 児玉 竜一
    趣旨説明 鳩飼 未緒
    「劇場における舞台芸術資料アーカイブの現状と課題
     ――彩の国さいたま芸術劇場の事例」 請川 幸子
    「舞台芸術におけるアーカイブの課題」 前田 圭蔵
    「新国立劇場情報センターのアーカイブ」 星川 哲也
    「演劇博物館の資料収集・保管・公開
     ――図書室を事例に」 藤谷 桂子
    パネルディスカッション
     請川 幸子/前田 圭蔵/星川 哲也/藤谷 桂子
     ※児玉 竜一(コメンテーター)/後藤 隆基(司会)

    [座談会]演劇を「紙」で記録すること
    笹目 浩之/緑川 憲仁/吉田 祥二/児玉 竜一 ※後藤 隆基(司会)