研究会
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オンライン上映会+トーク
旧劇映画の声と音
演劇博物館所蔵作品『雷門大火 血染の纏』を事例に
◆配信期間 2022年12月28日(水)17:00 ~ 2023年1月31日(火)23:59 ※配信は終了しました
◆参加無料・事前申込制
◆視聴申込フォームは コチラ
※配信期間終了間際のお申込・ご視聴は、最後までご覧いただけない場合がございます。あらかじめご了承ください。
企画概要
大正期の日本の映画館では、サイレント映画が歌舞伎や新派の舞台を模倣するようにして上映されていた。各映画館では、声色弁士と呼ばれる複数の語り手たちが舞台役者の声色や口調を真似て登場人物の声を当て、邦楽奏者は舞台の伝統そのままに囃子鳴 物を演奏していたのである。しかしこのような演劇の慣習を踏まえた上映方法は、現代のサイレント映画の上映時には様々な事情から実現されることがない。この企画では、歌舞伎役者の中村京蔵氏、および劇団新派で鳴物を担当する堅田喜三代氏らに協力いただき、演劇博物館所蔵のサイレント映画『雷門大火 血染の纏』(1916)の「再現」上映を試み、映像を収録後のトークと併せて期間限定でオンライン公開する。
プログラム
第一部 |
作品・上映解説:旧劇映画の声と音:九島勝太郎寄贈フィルム『雷門大火 血染の纏』をめぐって 柴田康太郎(日本学術振興会特別研究員PD/早稲田大学) |
第二部 |
オンライン上映『雷門大火 血染の纏』(日活向島、1916年)(約50分) 映画出演:尾上松之助、他 弁士:中村京蔵 説明台本:片岡一郎(活動写真弁士) 附師:杵屋五七郎 作調:堅田喜三代(劇団新派) 演奏:小輪瀬光代(三味線)、堅田喜三代(鳴物)、鳳聲月晴(笛) 狂言方:井口祐弘 上映収録:2022年11月8日、早稲田大学小野記念講堂 |
第三部 |
トーク 『雷門大火 血染の纏』の上映をめぐって(約40分) 中村京蔵、堅田喜三代、片岡一郎、柴田康太郎 司会:児玉竜一(早稲田大学演劇博物館・副館長) |
主催:早稲田大学演劇博物館 演劇映像学連携研究拠点
共催:科学研究費特別研究員奨励費「サイレント期の札幌における地方映画興行と映画配給網の研究:九島資料を中心に」(研究代表者・柴田康太郎)