研究会

Activity

    共同研究「栗原重一旧蔵楽譜を中心とした楽士・楽団研究」による研究会

    栗原重一関連レコード分析
    栗原旧蔵資料の調査と活用へ向けて


    ◆日時 2018年8月20日(月)15:00~17:00
    ◆会場 早稲田大学早稲田キャンパス6号館2階 演劇映像学連携研究拠点
    ◆定員15名(要事前申込)
     ※参加希望者は、8月18日(土)までに問い合わせ先(白井)までメールにてご連絡下さい。

    概要

    栗原重一(1897-1983)は、昭和初期にエノケン楽団、松竹キネマ演芸部、さらにトーキー初期のPCL映画製作所などで活躍し、日本のオペレッタやジャズ受容に大きな役割を果たした音楽家である。当拠点の共同研究「栗原重一旧蔵楽譜を中心とした楽士・楽団研究」は、栗原が旧蔵していた楽譜の一部とみられる約500点(演劇博物館所蔵)の調査を本年度4月より開始した。本研究会では、同時代のレコード音源に造詣の深い研究分担者・毛利眞人氏が関連するSPレコード音源を紹介し、共同研究者および参加者とともに栗原旧蔵資料の調査および活用へ向けた分析・検討を行う。

    音源提供:毛利眞人(音楽評論家、早稲田大学演劇博物館招聘研究員)
    ※デジタル音源使用


    実施報告

    栗原重一(1897-1983)は、昭和初期にエノケン楽団、松竹キネマ演芸部、さらにトーキー初期のPCL映画製作所などで活躍し、日本のオペレッタやジャズ受容に大きな役割を果たした音楽家である。当拠点の共同研究「栗原重一旧蔵楽譜を中心とした楽士・楽団研究」は、栗原が旧蔵していた楽譜の一部とみられる約500点(演劇博物館所蔵)の調査を本年度4月より開始した。本研究会では、同時代のレコード音源に造詣の深い研究分担者・毛利眞人氏が、栗原が演奏に携わったSPレコード音源の概要を紹介し、具音源を共同研究者が参加者とともに検討した。1930年代半ば以降の栗原の音源を具体的に検討することで、サクソフォンなどの木管楽器を重視した点や、榎本健一の歌唱と伴奏との関係の同時代の音源と比較した際の特徴が明確となった。さらに映画やレビューにおける作品との関係の更なる調査の必要性を確認し、楽譜資料の調査および活用を進める上で有意義な研究会となった。


    主催:早稲田大学演劇博物館演劇映像学連携研究拠点 共同研究課題「栗原重一旧蔵楽譜を中心とした楽士・楽団研究」
    問い合わせ先:研究分担者 白井史人 fumitoshirai2310_atmark_gmail.com (_atmark_は@にかえて送信してください)