東の方 小林が 執持に 久しぶりにて 仁太夫が 御目見得の 土俵入 西行が猫頼豪が鼡を種に二組三組結ぶ世界も 義仲公巴と契る隠里人に語らぬだんまりに子細も 云ず市郎兵衛が愛想づかしに去られたるおすまが 胸をお波が汲かへらぬ愚痴を車井戸水垢離とりし 朝霧が師匠思ひに瘧もおち仁王に勝し明石を朝霧が師匠思ひに瘧もおち 意恨に与之助仁太の喧嘩から浮世を夢と 朝比奈が切合ふ白刃の真中へ飛込鷲の長吉に 河津股野昔今曽我取組春芝居の栄 西の方 於虎を 執持て 重年なせし 志賀之介が 御贔屓願ふ 初番附 惚たおよしはまだ恋も初雷はごろつきのうちへ 欠込お嬢さん手切のかねや麻衣坊主小兵衛も 善心に野暮な異見を夕月の影も朧に薄雲が 親宗庵の祟により見いれし旧鼡の重三郎 中をへだてる新造の胡蝶も猫の本性を顕す家根の 立廻り替つた趣向に手はつくせど余総は手取の力士と 力士何れ茂様を力にて立合ふ角力も未熟の顔触力士何れ茂様を力にて立合ふ角力も未熟の顔触力士何れ茂様を力にて立合ふ角力も未熟の顔触力士何れ茂様を力にて立合ふ角力も未熟の顔触 揚名乗廓源氏号 櫓太皷鳴音吉原 四里四方 四番続 浄瑠璃 木曽殿と 背中 合せの 寒さかな 有姿夢湖水 第一番目四立目ニ相勤申候 河原崎権十郎 市川九蔵 河原崎国太郎 市村家橘 市村竹松 岩井紫若 坂東彦三郎 富本喜代太夫 富本豊珠翁 富本豊前太夫 富本染太夫 富本八重太夫 富本見名登太夫 同 八寿太夫 同 家男寿太夫 富本藪珠斎 三弦 名見崎長佐 上調子 名見崎忠五郎 上てうし 名見崎徳三郎 上てうし 名見崎喜蝶 同 歌津次 浄瑠璃 京町の 猫通ひ けり 揚屋町 鼡啼色逢夜 第二番目序幕ニ相勤申候 市村家橘 岩井久次郎 中村歌女之丞 岩井紫若 坂東彦三郎 清元千代太夫 清元家内太夫 清元延寿太夫 清元初音太夫 清元叶太夫 清元常太夫 清元家寿太夫 同 小寿美太夫 清元廣太夫 同 名嘉太夫 同 家満太夫 清元美家太夫 三味線 清元徳兵衛 上調子 清元磯八 上てうし 清元小安 清元栄蔵 同 寿作 同 文寿 三弦 清元東三郎
東の方 小林が 執持に 久しぶりにて 仁太夫が 御目見得の 土俵入 西行が猫頼豪が鼡を種に二組三組結ぶ世界も 義仲公巴と契る隠里人に語らぬだんまりに子細も 云ず市郎兵衛が愛想づかしに去られたるおすまが 胸をお波が汲かへらぬ愚痴を車井戸水垢離とりし 朝霧が師匠思ひに瘧もおち仁王に勝し明石を朝霧が師匠思ひに瘧もおち 意恨に与之助仁太の喧嘩から浮世を夢と 朝比奈が切合ふ白刃の真中へ飛込鷲の長吉に 河津股野昔今曽我取組春芝居の栄 西の方 於虎を 執持て 重年なせし 志賀之介が 御贔屓願ふ 初番附 惚たおよしはまだ恋も初雷はごろつきのうちへ 欠込お嬢さん手切のかねや麻衣坊主小兵衛も 善心に野暮な異見を夕月の影も朧に薄雲が 親宗庵の祟により見いれし旧鼡の重三郎 中をへだてる新造の胡蝶も猫の本性を顕す家根の 立廻り替つた趣向に手はつくせど余総は手取の力士と 力士何れ茂様を力にて立合ふ角力も未熟の顔触力士何れ茂様を力にて立合ふ角力も未熟の顔触力士何れ茂様を力にて立合ふ角力も未熟の顔触力士何れ茂様を力にて立合ふ角力も未熟の顔触 揚名乗廓源氏号 櫓太皷鳴音吉原 四里四方 四番続 浄瑠璃 木曽殿と 背中 合せの 寒さかな 有姿夢湖水 第一番目四立目ニ相勤申候 河原崎権十郎 市川九蔵 河原崎国太郎 市村家橘 市村竹松 岩井紫若 坂東彦三郎 富本喜代太夫 富本豊珠翁 富本豊前太夫 富本染太夫 富本八重太夫 富本見名登太夫 同 八寿太夫 同 家男寿太夫 富本藪珠斎 三弦 名見崎長佐 上調子 名見崎忠五郎 上てうし 名見崎徳三郎 上てうし 名見崎喜蝶 同 歌津次 浄瑠璃 京町の 猫通ひ けり 揚屋町 鼡啼色逢夜 第二番目序幕ニ相勤申候 市村家橘 岩井久次郎 中村歌女之丞 岩井紫若 坂東彦三郎 清元千代太夫 清元家内太夫 清元延寿太夫 清元初音太夫 清元叶太夫 清元常太夫 清元家寿太夫 同 小寿美太夫 清元廣太夫 同 名嘉太夫 同 家満太夫 清元美家太夫 三味線 清元徳兵衛 上調子 清元磯八 上てうし 清元小安 清元栄蔵 同 寿作 同 文寿 三弦 清元東三郎