当時流行 世話講談 東海道茶店聞書 登り下りの旅人が噂に駿河三河路や遠州灘の 沖越し義賊の張本二本駄右衛門叱る手下は大舩に 法の姿も心は鬼地獄噺で世を渡る熊野比丘尼の 舟玉お才互ひに化す芒原小狐礼三が通力にて 月雪花を三浦やの名月深雪はむつましく朋輩中も よし原に忍び廓の数馬之助留る左門が異見さへ糠に 釘貫弓平が矢たけに思ふ百両の金調へて身の詫と 膈の病に日を限る命を売て自殺の幸兵衛 云合さねど妻も又法度を破る罪科に憂を重て 浮死骸跡にのこりて詮方もなく/\弔ふ三太兵衛が 袖に時雨の古寺に敵の為に与之助が生身の脂しぼ らるゝ阿鼻焦熱の苦しみも助る秋葉の霊験記 こはるなぎおきつしらなみ 小春穏沖津白浪 七幕 浄瑠璃 亀屋都楽が 昔を今に 替らぬ靏の 三番叟 其儘姿写絵 第二番目大切ニ 相つとめ申候 市村家橘 中村福助 若太夫竹松 尾上栄三郎 関三十郎 坂東吉弥 坂東三津五郎 尾上菊次郎 市川小團次 清元家内太夫 清元延寿太夫 清元千代太夫 清元叶太夫 清元政太夫 同 名美太夫 同 富斎太夫 清元い尾太夫 同 喜〓太夫 同 若美太夫 清元常太夫 三味線 清元斎兵衛 清元梅吉 上てうし 清元小安 同 和三郎 同 音作 清元磯八 三味線 清元徳兵衛 竹本戸和太夫 竹本姫路太夫 竹本猪太夫 三味線 靏沢市作 靏沢安太郎 第一 新清水境内の場 第二 六浦月本邸の場
当時流行 世話講談 東海道茶店聞書 登り下りの旅人が噂に駿河三河路や遠州灘の 沖越し義賊の張本二本駄右衛門叱る手下は大舩に 法の姿も心は鬼地獄噺で世を渡る熊野比丘尼の 舟玉お才互ひに化す芒原小狐礼三が通力にて 月雪花を三浦やの名月深雪はむつましく朋輩中も よし原に忍び廓の数馬之助留る左門が異見さへ糠に 釘貫弓平が矢たけに思ふ百両の金調へて身の詫と 膈の病に日を限る命を売て自殺の幸兵衛 云合さねど妻も又法度を破る罪科に憂を重て 浮死骸跡にのこりて詮方もなく/\弔ふ三太兵衛が 袖に時雨の古寺に敵の為に与之助が生身の脂しぼ らるゝ阿鼻焦熱の苦しみも助る秋葉の霊験記 こはるなぎおきつしらなみ 小春穏沖津白浪 七幕 浄瑠璃 亀屋都楽が 昔を今に 替らぬ靏の 三番叟 其儘姿写絵 第二番目大切ニ 相つとめ申候 市村家橘 中村福助 若太夫竹松 尾上栄三郎 関三十郎 坂東吉弥 坂東三津五郎 尾上菊次郎 市川小團次 清元家内太夫 清元延寿太夫 清元千代太夫 清元叶太夫 清元政太夫 同 名美太夫 同 富斎太夫 清元い尾太夫 同 喜〓太夫 同 若美太夫 清元常太夫 三味線 清元斎兵衛 清元梅吉 上てうし 清元小安 同 和三郎 同 音作 清元磯八 三味線 清元徳兵衛 竹本戸和太夫 竹本姫路太夫 竹本猪太夫 三味線 靏沢市作 靏沢安太郎 第一 新清水境内の場 第二 六浦月本邸の場