殿殿殿殿
殿殿殿殿
参りましたちと御相談さうだん申さねばならぬ義がござる程におあひなされて下されと急度きつとてくれ⊗それは何共氣のどくでござんす由良様は三日以来このかた呑続のみつゞけお逢なされてからたはゐは有まい本性はないぞへ⊗ハテ扨まあそふいふておくりやれ⊗アイ〱⊗弥五郎殿お聞なされたか⊗承はつて驚ました初めの程は敵へ聞する斗略けいりやくと存ましたがいかふ遊びにが入過まして合点がまいらぬ⊗何と此㐂多八が申た通たましゐか入かはつて御座らふがのいつそ一間へふん込⊗イヤ〱とくと面談めんだん致した上⊗成程然らば是に待ませう⊗手のなる方へ〱〱⊗とらまよ〱⊗由良おにやまたい〱⊗とらまへて酒のま〱コリヤとらまへたはサア酒々銚子てうし〱⊗イヤコレ由良助殿矢間やさま十太郎でござるこりや何となさるゝ⊗なむ三宝仕舞しまふた⊗ヲヽ氣のどくさかへさんふしくた様なお侍様方お連かいな⊗さあればお三人共こはい顔して⊗イヤコレ女郎達我々は大星殿に用事有て参つたしばらく座を立もらひたい⊗そんな事で有そな物由良様奥へ行ぞへおまへも早うお出皆様是にへ⊗由良助殿矢間十太郎でござる⊗竹森㐂多八でござる⊗千崎弥五郎御に参つたお目さまされませう⊗是は打そろふてよふお出なされた何と思ふて⊗鎌倉へ打立時候じこうはいつ比でござるな⊗さればこそ大事