公募研究「無声映画の上演形態、特に伴奏音楽に関する資料研究」による研究報告会「『品川娯楽館 ヒラノ・コレクション(仮名称)』の概要、意義と活用可能性――無声映画伴奏譜の調査結果に関して」のお知らせ

公募研究「無声映画の上演形態、特に伴奏音楽に関する資料研究」(研究代表者:長木誠司)による研究報告会「『品川娯楽館 ヒラノ・コレクション(仮名称)』の概要、意義と活用可能性――無声映画伴奏譜の調査結果に関して」が2月4日(水)に開催されます。入場無料・予約不要ですので、ぜひご来場ください。

「品川娯楽館 ヒラノ・コレクション(仮名称)」の概要、意義と活用可能性――無声映画伴奏譜の調査結果に関して

◆日時:2015年2月4日(水) 17:00-20:15

◆会場:早稲田大学早稲田キャンパス26号館地下多目的講義室http://www.waseda.jp/top/access/waseda-campus

◆概要

 2014年度連携研究拠点の公募研究「無声映画の上演形態、特に伴奏音楽に関する資料研究」の中間報告である。
 本プロジェクトは演劇博物館所蔵の無声映画の音楽伴奏譜資料の調査を行った。その結果、品川の映画館「娯楽館」にて、「平野」という人物を中心に使用されていた伴奏譜コレクションであることが分かった。研究会では600点を超える資料の概要を紹介し、研究・実践の両面における意義を検討する。
 資料の概要報告に続き、当コレクションの音楽的特徴と米・独における実践と比較した輸入譜の位置づけ(白井)、無声映画の伴奏音楽に関する日本の言説との比較(柴田)、娯楽館と無声映画期の映画興行および上映形態(紙屋)に関する考察を加える。さらに、サイレント映画伴奏ピアニストの柳下美恵氏による参考演奏と、該当資料の内容・活用可能性に関するコメント、岡田秀則氏による無声映画興行の関連資料に関する講演・コメントなどを通して、当資料の意義・活用法を検討する。以上の議論を通して「品川娯楽館 ヒラノ・コレクション(仮名称)」の概要、意義と活用可能性に関して、音楽研究、映画研究、実践的活用などの様々な立場から議論する機会としたい。

◆プログラム

17:00-18:00 ○資料概要の紹介

白井史人(東京大学大学院博士課程)、柴田康太郎(東京大学大学院博士課程)、紙屋牧子(早稲田大学演劇博物館招聘研究員)

18:15-19:00 ○ピアノ参考演奏・コメント

柳下美恵(サイレント映画伴奏ピアニスト)、加藤露弥(ピアニスト)

19:10-19:40 ○無声映画興行に関する資料の現状・コメント

岡田秀則(東京国立近代美術館フィルムセンター主任研究員/情報資料室室長)

19:40-20:15 ○2014年度のプロジェクト総括・討議

長木誠司(東京大学大学院教授)、岡田、柳下、紙屋、柴田、白井

 

◆主催:早稲田大学演劇博物館演劇映像学連携研究拠点

◆お問い合わせ先
白井史人(研究分担者)
Mail s2310_atmark_live.jp
(_atmark_は@にかえて送信してください)