寺山修司未発表資料群の寄託および当拠点での共同研究について (テーマ研究「寺山修司の創作~一次資料から明らかにする活動実態~」)
このたび早稲田大学坪内博士記念演劇博物館に今年没後30年となる寺山修司に関する約5千件におよぶ貴重な資料群が、元秘書兼マネージャーの田中未知氏(オランダ在住)より寄託されました。
その内容は、寺山の多岐にわたる自筆原稿、演劇・テレビ・ラジオ・ミュージカル等の台本、写真、書簡、書籍、録音テープ、レコード、海外公演の記録等からなり、演出・上演メモや高校・大学時代の自筆ノートなど、大量で網羅的、かつ貴重な未発表の資料が多数含まれています。本資料は寺山の創作活動の実態を知るうえで不可欠の資料であり、今後の寺山研究に多大な影響を与えるものといえるでしょう。
当拠点のテーマ研究「寺山修司の創作~一次資料から明らかにする活動実態~」(研究代表:岡室美奈子)では、演劇博物館に寄託された資料群をベースに、田中氏とともに共同研究を進めていく運びとなりました。今後、データベース化やデジタル化にも着手することで、資料の保存と公開を行っていく予定です。
今年11月には早稲田大学大隈記念タワーの125記念室において寺山修司展を開催し、未公開資料を含む一部の貴重な資料を一般公開するとともに、研究成果を報告するシンポジウムを開催することを計画しています。
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