テーマ研究「能・昆劇の比較研究 ー日中伝統演劇の現在と未来」
シンポジウム「能の体、昆劇の体」
演劇映像学連携研究拠点テーマ研究「能・昆劇の比較研究 ー日中伝統演劇の現在と未来」(研究代表者:佐藤信)が主催するシンポジウムを以下の通り開催いたします。皆様のご来聴を歓迎いたします。
◆日時 : 10月12日(金) 13:00-21:00
◆会場 : 座・高円寺1
◆入場:無料(同時通訳あり)
◆テーマ:「能の体、昆劇の体」
◆コーディネーター
中尾薫(なかお・かおる/大阪大学)
1978年大阪府生まれ。奈良女子大学文学部卒。大阪大学大学院文学研究科(演劇学研究室)博士前期・後期課程修了。2008年、博士(文学)取得。早稲田大学坪
内博士記念演劇博物館助手を経て、2011年より大阪大学大学院文学研究科(演劇学研究室)専任講師。中学校から演劇部に在籍し現代演劇に親しむなかで、伝統演劇に興味を持ち、能狂言の研究を始める。
楊慧儀(ジェシカ・ヨン/香港浸會大学)
演劇批評、戯曲翻訳研究者。香港、ロンドンで専門教育を受ける。研究者を志す以前は、芸術家団体の運営や、編集者を歴任し、演劇、芸術への批評文は香港、中国、
ヨーロッパで出版されている。現在、香港バプティスト大学副教授として、戯曲翻訳
や、演劇に限らず異文化交流について教授する。女優、声優としても活躍中。
◆タイムスケジュール
<第1部 シンポジウム 13:00-19:30>
13:00-13:10 あいさつ(佐藤信)
13:10-15:00 比較研究1「役者のジェンダーと身体表現」(実演付)
司会:中尾薫・楊慧儀
スピーカー:鵜沢久(シテ方観世流、銕仙会)
石小梅(江蘇省演芸集団昆劇院)
15:15-16:25 比較研究2「舞台にみる能と昆劇の動きの象徴的意味」
司会:王冬蘭
スピーカー:中尾薫(大阪大学大学院専任講師)
楊慧儀(香港バプティスト大学副教授)
16:40-18:00 「昆劇研究者からみた昆劇の身体、能の身体」
司会:王冬蘭
スピーカー:赤松紀彦(京都大学大学院教授)、
傅謹(中国戯曲学院教授)
18:00-18:20「統括の問題提起」 内野儀(東京大学大学院教授)
18:30-19:30「全体討議」 司会:内野儀
<第2部 「霊戯」上映会 20:00-21:00>
20:00-21:00
「声―郭宝崑『霊戯』のためのエチュード」
「夜奔を探して」
「夜奔」
※2011年6月「記憶、場所、対話2011」の一環として、
座・高円寺で上演した作品の映像上映
◆お問い合わせ先
演劇映像学連携研究拠点事務局
Tel: 03-5286-8515 Fax: 03-5286-8516
Mail kyodo-enpaku_atmark_list.waseda.jp
(_atmark_は@にかえて送信してください)
◆関連プログラム
座・高円寺+進念・二十面體(香港)
能と昆劇によるクオ・パオ・クン没後10年記念上演
『The Spirits Play 霊戯』
【概要】
ユネスコ世界無形文化遺産認定10年を記念して昨年度始まった、日本の伝統演劇「能」と、中国の伝統演劇「昆劇」の文化交流企画「記憶、場所、対話」。
演劇博物館演劇映像学連携研究拠点 「能、昆劇の比較研究―日中伝統演劇の現在と未来」主催のシンポジウム「能の体、昆劇の体」の関連プログラムとして、
本年度はシンガポールの劇作家クオ・パオ・クンの遺作『The Spirits Play』を佐藤信と、ダニー・ユンの演出で上演いたします。本作品は、東京公演のあと、シンガポールで行われているクオ・パオ・クンフェスティバルに参加いたします。古典演劇と現代演劇の専門家のコラボレーション、日中の俳優・演出家の共演を是非ご覧ください。
【公演日】
10月11日(木)19時-
10月13日(土)19時-
10月14日(日)14時-
【会場】 座・高円寺1
◆お問い合わせ先
座・高円寺/NPO法人劇場創造ネットワーク
TEL 03-3223-7500 FAX03-3223-7501