クリスティーヌ・アモン=シレジョル
連続レクチャー「<絵描き>と舞台芸術」
演劇映像学連携研究拠点公募研究「19世紀末から20世紀前半のフランスにおける『絵描きの仕事』と舞台芸術界の美学的関連ならびに人的交流をめぐる研究」(研究代表者:間瀬幸江)が主催する研究会を以下の通り開催いたします。入場無料・予約不要ですので、ぜひご参加ください。
◆日時
第一回:10月8日(月)18:30~21:00
第二回:10月15日(月)18:30~21:00
(日本語通訳付 入場無料・予約不要)
◆会場
第一回:早稲田大学文学学術院 第四会議室(39号館)
第二回:早稲田大学文学学術院 第二会議室(33-2号館)
◆講師:クリスティーヌ・アモン=シレジョル
パリ第三大学名誉教授。専門は、フランス・ロシアを中心とした19世紀、20世紀舞台芸術、演出史。『演劇におけるロシア構成主義』(Le constructivisme au theatre, CNRS)をはじめ著作多数。
◆概要
第一回
「ナビ派のパリ1890-1914―絵画・版画・挿絵・舞台芸術― 」
エドゥアール・ビュイヤール、ポール・セリュジエ、アンリ=ガブリエル・イベル ス、アンリ・リヴィエール……ポール・ゴーギャンに影響を受けた前衛的な絵画技法で、19世紀末から20世紀のアートシーンを席巻したナビ派の画家たち。斬新かつ装飾的な画面構成で、絵画のみならず版画や美しい挿絵本を手がけるなどジャンル横断的な活動をした彼らは、演劇人アントワーヌやリュニエ・ポーのもとで舞台美術にも関わったことでも知られる。ナビ派と当時の劇界の連関の一例として、フランスの浮世絵師と呼ばれるジャポニズム画家リヴィエールとパリ劇界との協働にスポットをあてる。
第二回
「ロシア構成主義のユートピア 新しいロシア:夢と挫折 」
ユーリイ・アンネンコフ、エリ・リシツキイ、アレクサンドラ・エクステルは、新しき社会主義国家の確立を目指したロシア構成主義の芸術家たちである。演劇やダンスへの協働のみならず、挿絵本やポスター、家具などの日用品までも手掛け<ロシア・アヴァンギャルド>に貢献、のちにフランスあるいはドイツに移り、芸術活動を継続していく。画家、舞台美術家、イラストレーターとしての彼らの八面六臂の活躍を、豊富な画像等資料を使って紹介する。
◆お問い合わせ先
演劇映像学連携研究拠点事務局
Tel: 03-5286-8515 Fax: 03-5286-8516
Mail kyodo-enpaku_atmark_list.waseda.jp
(_atmark_は@にかえて送信してください)