公開研究会「演劇における1938年問題――翻訳プロジェクトの新たな展開に向けて」

 

◆日程 2011年7月4日(月) 18:30-20:30
◆会場 早稲田大学早稲田キャンパス6号館318教室(レクチャールーム)
※入場無料・予約不要

パネリスト: 鴻英良(演劇批評家・ロシア芸術思想)
       内野儀(東京大学教授・日米舞台芸術論)
司会:秋葉裕一(早稲田大学教授・ドイツ演劇)
使用言語: 日本語
主催: 早稲田大学演劇映像学連携研究拠点
テーマ研究「演劇研究基盤整備:舞台芸術文献の翻訳と公開」
(研究代表者:秋葉裕一)

早稲田大学演劇映像学連携研究拠点では、 2010年度より未邦訳の演劇テクストの翻訳・公開を行う 「翻訳プロジェクト」を開始いたしました。 2010年度は「ヨーロッパ世紀末転換期演劇論」というテーマの下、 19世紀末から20世紀初頭にかけてのヨーロッパの演劇論の翻訳を 行い、ウェブ上でその成果(翻訳)を公開しております。

2011年度より、このプロジェクトでは「1938年」という新テーマを 掲げて、翻訳の準備段階として研究会を発足することになりました。 1938年前後に起こった一連の政治的・社会的・演劇的な出来事に焦点を当てることを通じて、地域横断的な視点から演劇史を捉える実験的な試みとして、問題意識の共有と深化を図っていきます。

◆「翻訳プロジェクト」とは?
未邦訳または既訳が古びてしまった海外の重要な演劇テクストを国内の演劇研究者・批評家の協力の下で翻訳、その成果をウェブ上で無償提供するというプロジェクトです(2010年度より開始)。昨年度は「ヨーロッパ世紀末転換期」における演劇論に焦点を当てドイツ、フランス、ロシア、英米の4か国語の翻訳および成果公開を行いました。今後はヨーロッパのみならず、中国、東南アジア、ラテン・アメリカにおける演劇論などにも目を向けていく予定です。

翻訳プロジェクト ホームページ(翻訳をダウンロードできます)


以上