公募研究「無声映画の上演形態、特に伴奏音楽に関する資料研究」による成果報告会「無声期の映画館と音楽――日活関連楽譜資料「ヒラノ・コレクション」から考える」のお知らせ
公募研究「無声映画の上演形態、特に伴奏音楽に関する資料研究」(研究代表者:長木誠司)による成果報告会が、1月9日(土)に開催されます。入場無料・予約不要ですので、ぜひご来場ください。
「無声期の映画館と音楽――日活関連楽譜資料「ヒラノ・コレクション」から考える」
http://silentfilmmusic.wix.com/empaku-hirano
◆日時:2016年1月9日(土) 11:00~18:30
◆会場:早稲田大学小野記念講堂 http://www.waseda.jp/top/access/waseda-campus
◆概要
「ヒラノ・コレクション」に関する公募研究「無声映画の上演形態、特に伴奏音楽に関する資料研究」の成果報告を行います。本コレクションは、日活直営の品川娯楽館などで活動していた楽士・平野行一(1898-没年不詳)が、無声映画の伴奏のために収集・使用していた楽譜を中心に構成されています。研究分担者による研究発表に続き、他の資料館の収蔵資料との関連や、現代の無声映画伴奏などの観点からその活用を検討します。さらに、新たにパテベビー完全版が発見された『忠臣蔵(実録忠臣蔵)』(監督:池田富保、1926年、日活)を参考上映し、映画公開時に平野が作成した選曲譜に基づく演奏を行います。
◆プログラム
○第1部「ヒラノ・コレクション」研究報告
11:00~13:00
発表:白井史人(東京医科歯科大学)、柴田康太郎(東京大学)、紙屋牧子(東京国立近代美術館フィルムセンター)
コメンテーター:上田学(日本学術振興会)、武石みどり(東京音楽大学)
○第2部「現代の無声映画上映と資料の活用」
14:00~15:15
・羽鳥隆英(京都大学・神戸映画保存ネットワーク)「映画は話芸を記録する――神戸映画保存ネットワーク最新成果報告」
・佐崎順昭(東京国立近代美術館フィルムセンター)「フィルムセンターにおける音声資料活用の試み」
・岡田秀則(東京国立近代美術館フィルムセンター)「現代日本の無声映画伴奏――東京国立近代美術館フィルムセンターの試みを中心に」
15:15~16:00
・柳下美恵(無声映画伴奏者)「現代の無声映画伴奏者と1920年代の常設館の楽士に関して」(楽譜資料に基づく参考演奏あり)
○全体討議 16:00~16:30
○第3部 参考上映 17:00~18:30
『忠臣蔵(実録忠臣蔵)』(監督:池田富保、1926年、日活、作品提供:おもちゃ映画ミュージアム、約66分、DVD上映)
作品紹介:太田米男(おもちゃ映画ミュージアム)
活動写真弁士:片岡一郎
構成・演奏:湯浅ジョウイチ、フルート:鈴木真紀子(以上、楽団カラード・モノトーン)、ピアノ:丹原要
※アフタートークあり
進行:白井史人
※プログラム・上映に関する最新情報はイベントHPをご確認下さい。
http://silentfilmmusic.wix.com/empaku-hirano
◆主催:早稲田大学演劇博物館演劇映像学連携研究拠点
協力:尾上松之助遺品保存会、おもちゃ映画ミュージアム、神戸映画資料館、東京国立近代美術館フィルムセンター
◆お問い合わせ先
白井史人(公募研究研究分担者・東京医科歯科大学)
Mail: s2310_atmark_live.jp
(_atmark_は@にかえて送信してください)